「褒める」っていうのも難しい

小学生のころ、苦手な教科の時間に思い切って手を挙げ発表をしました。

その回答が先生の持っていた回答以上に
よかったらしく

「すごいね!!」

と褒めてもらい、教科書にキラキラのシールを貼ってもらいました。

先生が褒めてくれたことで、

「苦手だと思っていた教科たけど、私もがんばったらできるのかもしれない!
苦手なことを褒めてもらうってうれしいなー、帰ったらおかあさんに話そう!!」

心の中でガッツポーズしながら
ルンルン気分でそんなことを思っていたことを覚えています。

が、その直後…

クラスで一番頭がいいと言われている男の子が手を挙げ発表をしました。

「この難しい言い換え、よくわかりましたね!
素晴らしい!!!◯◯くんさすが!」

と私の教科書に貼ってくれたキラキラシールと同じものを
2枚貼ってもらい、私のとき以上に褒めてもらっていました。

その瞬間、私の気持ちは
一気にどん底…

「やっぱり、◯◯くんには勝てないんだ…
だって、私はシール1個だもん…
国語苦手だしな…」

お母さんに話したいなぁ〜と思ってた
ウキウキしてた気持ちはどこかに消え去り

「比べられた…」という気持ちだけが
残っていたのを記憶しています。

学校の授業に行き始め
慣れないことの連続で
あたふたしてしまうこともあるけど、

相手の心に丁寧に目を向けられる

そんな気持ちの余裕は持っていたいと思っています。

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